『アリス』人名事典
凡例
¶本事典は『地下の国のアリス』『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』『子供部屋のアリス』に登場あるいは作中で言及された人物/動物(および人格を有すると思われる植物/無生物)について日本語の訳名で五十音順に並べ、解説を施したものである。
¶『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』については言及される人物/動物に関し可能な限り立項したが、『地下の国のアリス』『子供部屋のアリス』に関しては、『不思議の国のアリス』に登場しない人物/動物のみ立項した。
¶見出し語は訳名、原文、登場(言及)作品、その登場した(言及のある)章の順で記載した。
¶本文中に名前は出なくとも、明らかにその場に居合わせたと判断できる場合、登場しているものと見なした。
¶複数の訳名のある人物/動物については、編者が最も適当と思われる訳名に解説を付し、他の訳名には、そこを参照する旨記載した(例:青虫→芋虫)。
¶特に独創的な訳名については、誰の翻訳によるものか訳者を記載した。
¶略号
- 地:地下の国のアリス
- 不:不思議の国のアリス
- 鏡:鏡の国のアリス
- 子供:子供部屋のアリス
¶『鏡の国のアリス』の「番外」は、作者が破棄し、その後発見された「かつらをかぶった雀蜂」の挿話を指す。
- 青虫→芋虫
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- 赤の王(Red King) 鏡1,4,8,12
- チェスの世界になっている鏡の国の、一方の王。第1章では小さなチェスの駒として出て来る。トゥイードルダムたちに連れられてアリスが見た時には眠っている。この時、赤の王はアリスの夢を見ており、アリスは赤の王の夢の中の存在であるというのだが、同時に赤の王もアリスの夢の中の存在でもある。果たして「夢を見たのはどちらか」、その後アリスが考えるのはこの問いであり、『鏡の国のアリス』の最後で読者にも問いかけられる。もっとも、第1章では赤の王が目覚めた状態で登場している。つまり「鏡の家」を考慮に入れた場合、上記の問いが成立しないことになってしまうのだ。キャロルがこの点に気づかなかったとは考えにくいのだが……。
- 赤の騎士(Red Knight) 鏡8
- アリスを捕虜にしようとして、白の騎士に撃退される。白の騎士の乗馬下手はよく知られているが、赤の騎士もそれに負けず劣らず乗馬が下手と見える。この二人の戦い、しょっちゅう落馬してばかりなのだから。
- 赤の女王(Red Queen) 鏡1,2,9,10,12
- アリスをチェスのゲームに誘い、それぞれの目についての道しるべをする。最後に女王となったアリスのパーティーでの乱痴気騒ぎの末にアリスに捕まえられる。アリスが目覚めると、実は猫のキティーだった。この赤の女王だが、実在のアリスの家庭教師ミス・メアリ・プリケット(のち結婚してフォスター。1833-1933)がモデルと云われている。なお、赤の女王の説明する鏡の国の法則「同じ場所に止まるために全力で走らなくてはならない」は、進化論における「赤の女王仮説」の名前のもととなった。余談だが、仮にこの世界で立ち止まったらどうなるのだろうか? 留まるために走らなければならない、移動するためにはもっと走らなければならないのなら、立ち止まると後退する? しかし、後退も後ろへの移動である以上、後ろへ全力で走らないことには動けないのではないのか。しかしそうすると……。(→アリスの家庭教師、キティ)
- 赤ん坊(baby) 不6,12
- 公爵夫人の家にいた赤ん坊。あまりの「虐待」ぶりを見かねたアリスが外へ連れ出したが、豚に変身してしまう。
- あざらし(seals) 不10
- 「えびのカドリール」についての海亀フーとグリフォンの説明に出て来る。ダンスの参加者にこういった者もいる、という話。
- アセリング→エドガー・アセリング
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- あなごの先生(master (conga-eel)) 不9
- 海亀フーが話すところの、海の底の学校での美術の先生。
- アヒル(Duck) 不2, 3
- 涙の池に落ちてしまった動物のうちの一つ。アリスにダイナの話を聞かされて逃げ出す。1862年7月4日、キャロルがアリスに「お話」を聞かせた時、一緒に川遊びに出ていたキャロルの同僚ロビンスン・ダックワース(1834-1911)がモデルとなっている。
- 虻→雀蜂
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- あぶた(多田幸蔵訳)→ラース
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- アリス(Alice)
- 物語の主人公。『不思議の国』の時にちょうど7歳、『鏡の国』の時に7歳と6ヶ月。モデルはクライスト・チャーチ学寮長の娘アリス・プレザンス・リデル(1852-1934)。また、献詩に出て来る三人娘の二番目でもある。なお、『不思議の国のアリス』の中では、ヤマネの話す糖蜜の井戸の三姉妹の真ん中の子供も、アリスをモデルとしている。(→なかの子、レイシー)
- アリスの乳母(Alice's nurse) 不4, 鏡1
- 物語の中には登場しない。『不思議の国』では、アリスの独り言の中に出て来る。『鏡の国』では、アリスの「つもりごっこ」の説明で、「私がハイエナになるから、骨役をやってね」といわれ面食らったことが紹介されている。
- アリスのお兄さん(Alice's Brother) 不2
- 涙の池でアリスがねずみに話しかけるが、どう呼びかけるか悩んだ結果ラテン語の呼格(を英語に訳したもの)を使う。このラテン語の文法書はアリスの兄の本である。物語には登場しないが、実在のリデル家に当てはめると、学寮長の長男エドワード・ヘンリー(ハリー)・リデル(1847-1911)ということになる。
- アリスのお姉さん(Alice's sister) 不1,12 鏡1,12
- 『不思議の国』の冒頭では「絵も会話もない」本を読んでいて、物語の最後では夢から覚めたアリスの夢を追体験する。『鏡の国』でも、物語には登場しないものの、アリスの夢の話を聞いてやっている。実在のリデル家に当てはめれば、モデルはロリーナ(イーナ)・シャーロット・リデル(1849-1930)ということになる。なお、ロリーナは、『不思議の国』で、他に三ヶ所登場している。一つは献詩に出て来る三姉妹の長女、もう一つは涙の池から上がってきたオウム、そしてヤマネの話に出て来る糖蜜の井戸の三姉妹の長女である。(→いちばん娘、オウム、エルシー)
- アリスの家庭教師(Alice's governess) 鏡3
- 名無しの森について蚊がアリスに話す。森に入れば名前がなくなるから、家庭教師が勉強に呼ぼうとしてもできない、というのだが、アリスの家庭教師はそんなに甘くはない。名前がなかったらなかったで「お嬢さん」と呼んで勉強させるだろう、という会話で家庭教師の話が出てくる。これも実在のリデル家に当てはめればアリスの家庭教師ミス・メアリ・プリケット(のち結婚してフォスター。1833-1933)ということになる。なおミス・プリケットは『鏡の国』で実際に登場している。アリスにいろいろと指示を出す、赤の女王がそうである。(→赤の女王)
- いか(石川澄子 創作) 不10
- 海の底の靴墨(の黒いほう)は、いかを使う(白い靴墨は、もちろん鱈)。石川澄子の創作部分。
- いかさま海亀→海亀フー
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- 伊勢エビ→えび
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- 一の姫→いちばん娘
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- いちばん娘(Prima) 不・献詩 鏡・跋詩
- 『不思議の国』の献詩に出て来る三姉妹の長女。実在のリデル家に当てはめればロリーナ(イーナ)・シャーロット・リデル(1849-1930)。物語の冒頭と最後に出て来るアリスのお姉さんや涙の池から上がってきたオウム、それにヤマネの話に出て来る糖蜜の井戸の三姉妹の長女も、同じくロリーナがモデルとなっている。(→アリスのお姉さん、オウム、エルシー)
- 一角獣→ユニコーン
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- 犬(dog) 不2
- 涙の池で出会ったねずみとアリスが話しているときに出た話題。ダイナの話でねずみを怒らせたので、犬だったらいいかと話したところ、やはり「ねずみ捕りが上手」と云ってしまい、また怒らせる。
- 犬(dog) 地2
- 『不思議の国』第3章に出て来る「ねずみの尾話」は、もとになった『地下の国のアリス』では、全く違った詩になっている。こちらでは、猫と犬に脅かされていたねずみたちだが、ある日、猫と犬が連れだってねずみ捕りにやってきて全滅の憂き目に遭う、という話になっている。その虐殺の一方の主役が犬。(→猫)
- 芋虫(Caterpillar) 不4,5
- 茸の上に座って、アリスにいろいろと質問する。茸の一方を食べれば大きくなり、もう一方を食べれば小さくなること(『地下の国のアリス』では、もっと解りやすく、傘を食べれば大きくなり、軸を食べれば小さくなるとしている)をアリスに教えたことで、その後、アリスは自由に身長が調節できるようになる。茸を食べること、身体感覚の変異、それと水煙管から、芋虫の場面はマジック・マッシュルームをはじめとする、麻薬による幻覚との関連が論じられることもあるが、書物からそういった知識を得ていた可能性はあるにしても、キャロルが実際に麻薬中毒であったという証拠は全くない。
- イルカ(porpoise) 不10
- 海亀フーの歌う、「えびのカドリール」の歌に出て来る。海亀フーに云わせれば、賢い魚はどこかへ行くときに、必ずイルカを連れてゆくのだそうな。だから出かける相手への質問が「With what porpoise?」となる。この部分も訳者の腕の見せ所となる。
- インコ→オウム
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- ウィリアム征服王(William the Conqueror) 不2,3
- ウィリアム一世(1027-1087)。はじめノルマンディー公であったがイングランドへ侵攻、王となりノルマン朝を建てる。但し、アリスにとっては「大昔にフランスからイギリスへ来た王様」くらいの認識と思われる。
- ウィリアム父っつぁん(Father William) 不5,10
- 芋虫に云われてアリスが暗唱した詩の登場人物。元の詩では長寿で敬虔なウィリアム神父の詩であったのが、いい年して奇行のウィリアム父っつぁんの話に化けてしまっている。(→ウィリアムの息子)
- ウィリアムの息子(young man) 不5
- 父親に奇行について根ほり葉ほり聞いて、ついには怒られる役どころの若者。元の詩では、ウィリアム神父に教えを請う若者だったのだが……。(→ウィリアム父っつぁん)
- 魚→「魚(さかな)」
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- 魚の召使い→「魚(さかな)の召使い」
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- 卯茶儀(柳瀬尚紀訳)→サンガツ
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- ウサキチ(矢川澄子訳)→サンガツ
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- 鰻(eel) 不5
- アリスの暗唱する「ウィリアム父っつぁん」の詩に出て来る。父っつぁんはいい歳をして、鼻の上で鰻を立ててバランスを取っている。
- 鰻(eel) 不10
- 海の底の靴の材料。かかと(heel)に使われる。
- 海亀(turtle) 不10
- 「えびのカドリール」についての海亀フーとグリフォンの説明に出て来る。ダンスの参加者にこういった者もいる、という話。
- 海亀の先生(Master (turtle)) 不9
- 海亀フーとグリフォンの先生。海亀フーが云う、「先生は年寄りのturtleだったが、我々はtortoiseと呼んでいた」「なぜ?」「なぜって、he taught us」という部分は、turtle→tortoise、taught us―tortoiseといった言葉遊びをどう訳すか、訳者の腕の見せ所となっている。
- 海亀フー(Mock Turtle)(柳瀬尚紀訳) 不9,10
- グリフォンと共に、アリスに海の底の学校の話をする。いつも悲しそうな様子であるが、グリフォンによればそれは本人の空想であって、本当に悲しいことなどないとのこと。もともとこのMock Turtleという生き物は、Turtle soupのまがい物であるMock turtle soup(海亀の代わりに仔牛を使ったスープ)という言葉から、Mock turtle soupの材料になるMock Turtleといった形で発明された。そのためテニエルのイラストでは海亀の胴体と鰭に、仔牛の頭と後ろ足と尾といった姿をしている。過去にウミガメモドキやまがい海亀など、いろいろと訳されてはいたが、今ひとつ定訳というものがなかった。これを「海亀風スープ」の材料の生き物だから「海亀フー」と訳したのは柳瀬尚紀の功績である。その後、宗方あゆむも「ウミガメフウ」と訳している。ちなみに、キャロルの書いた対話編「アキレスが亀に言ったこと」の亀(陸亀)はこの海亀フーの従兄弟に当たる。(→グリフォン)
- ウミガメモドキ→海亀フー
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- エイダ(Ada) 不2
- アリスの友達。身体が大きくなったり小さくなったりで混乱したアリスが、自分はひょっとして誰か他の人間になってしまったのかと疑う。そのとき、自分が「エイダでないのは確か」と考える。『地下の国のアリス』ではガートルードとなっている。(→ガートルード)。
- エドウィン(Edwin) 不3
- マーシア伯でノーサンブリア伯モーカーの兄。1066年、ヘイスティングスの戦いの後にウィリアム一世に恭順の意を示すが、1071年、弟とともに反乱を起こす。モーカーは後に反乱軍から去りウィリアムに降伏するが、エドガーは弟の去った直後、自分の家来に殺される。もっとも、物語ではねずみの話す「無味乾燥」な話の中で出てきた歴史上の人物、というに過ぎない。(→モーカー)
- エドガー・アセリング(Edgar Atheling) 不2
- 生没年不明。ハンガリーの王子。父親のエドワードがイングランド王エドワード(エドワード懺悔王)の後継者としてイングランドに招かれるが、到着後、対面も果たさぬまま死去、その後、1066年のノルマン人によるイングランド征服の際戦死したハロルド王に代わりエドガーが、エドウィンやモーカーたちによってイングランド王に立てられるが、その後ウィリアム一世に投降、ウィリアムを王とすることになる。後に宮廷を脱し、ノルマン人との戦いを繰り返す。もっとも、物語の中ではではねずみの話す「無味乾燥」な話の中で出てきた歴史上の人物、というに過ぎないのだが。
- えび(Lobster) 不10
- 海亀フーが説明する、「えびのカドリール」のパートナー。物語には登場しない。あまりにえびに気を取られたアリスが、「怠け者の声が」の詩を暗唱しようとしたところ、こちらも「えびの声が」となってしまった。
- エルシー(Elsie) 不7
- ヤマネの語る、糖蜜の井戸の三姉妹の長女。リデル家の姉妹の姉、ロリーナ(イーナ)・シャーロット・リデル(1849-1930)をモデルとしている。名前のエルシーはアルファベットのLCから来ており、これがロリーナの名前Lorina Charlotteの頭文字を取ったもの。『不思議の国』では、ロリーナはこれ以外にも献詩の三姉妹の長女、冒頭に出て来るアリスのお姉さん、涙の池から上がったオウムのモデルとなっている。(→いちばん娘、アリスのお姉さん、オウム)
- 王様(King) 鏡6
- ハンプティ・ダンプティのことを歌ったマザーグースの歌(アリスがハンプティ・ダンプティを見て思い出すもの)に出て来る。その後のハンプティ・ダンプティの末路と、それに対する動きを見る限り、ここでの「王様」は、物語の中では白の王を指すと考えてよい。(→白の王)
- オウム(Lory) 不2,3
- 涙の池から上がってきた動物の一つ。アリスのダイナの話で退散する。リデル家の姉妹の姉、ロリーナ(イーナ)・シャーロット・リデル(1849-1930)モデルとしている。名前のLorinaの語呂合わせでLoryとなった次第。『不思議の国』では、ロリーナはこれ以外にも献詩の三姉妹の長女、冒頭に出て来るアリスのお姉さん、ヤマネの話に出て来る糖蜜の井戸の三姉妹の長女のモデルとなっている。(→いちばん娘、アリスのお姉さん、エルシー)
- 大鴉→怪物鴉
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- おたま(soup ladle) 鏡9
- 女王アリスのパーティーに参加している。最後の乱痴気騒ぎの時、テーブルをのぼってアリスの椅子の方へ歩いてきてアリスに道を空けさせようとした。
- 鬼百合(Tiger-lily) 鏡2
- 生きている花の花壇で、アリスと最初に口をきく。もともとキャロルはここで時計草を使いたかったのだが、時計草(passion flower)のpassionがキリストの受難(passion)を連想させることから鬼百合にしたといういきさつがある。
- 女公爵(高山宏訳)→公爵夫人
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- 女の子(child) 子供・前書き
- 『子供部屋のアリス』の前書きでキャロルが紹介している女の子。躾が行き届いていて、ご両親はこの子が何でも二つ欲しがると「欲張り(greedy)」と叱っていたところ、ある朝、この女の子が自分の二本の足を見て「おくばい(deedy)」と叱ったとか。
- 蚊(Gnat) 鏡3
- 列車の中でアリスに話しかけ、その後鏡の国の虫について教えたり、名無しの森についてアリスに教える。現代で云うところの「寒いギャグ」と自覚しているのか、洒落を云っては落ち込んでいる。
- ガートルード(Gertrude) 地1
- アリスの友達。『不思議の国』のエイダに当たる。(→エイダ)
- 怪物鴉(monstrous crow) 鏡4
- トゥイードルダムとトゥイードルディーがまさに決闘しようという時に現れて、二人を驚かして去ってゆく。(→トゥイードルダム、トゥイードルディー)
- 蛙(Frog) 鏡9
- 女王アリスの館の門番。なかなかアリスを通してくれない。『不思議の国』の公爵夫人の召使いも蛙であるが、キャロルに特に意図があったかどうかは不明。
- 蛙の召使(Frog-Footman) 不6
- 公爵夫人の家の召使い。中の騒ぎから避難するためか、表に出たきり暫くそのまま油を売っていた。
- 火菓とんぼ(柳瀬尚紀訳)→燃えぶどうトンボ
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- 牡蠣(Oysters) 鏡4,12
- トゥイードルダムとトゥイードルディーの暗唱する「セイウチと大工」の詩に出て来る。彼らの奸計にはまり、食べられてしまう。キャロル生前に上演されたミュージカルでは、牡蠣の亡霊がセイウチと大工に祟るシーンがある。(→セイウチ、大工)
- かささぎ(Magpie) 不3
- 涙の池から上がってきた動物の一員。アリスにダイナの話を聞かされ逃げ出す。
- かたつむり(snail) 不10
- 「えびのカドリール」の歌の中に出て来る。鱈がかたつむりに話しかけ、踊りに誘う、というのがこの歌の内容。(→鱈)
- カナリヤ(Canaries) 不3
- 涙の池から上がってきた動物の一員。ダイナの話を聞いて逃げ出す。
- 蟹(Crabs) 不3
- 涙の池から上がってきた動物の一員。ダイナの話を聞いて逃げ出す。
- 蟹の先生(master (crab)) 不9
- 海の底の学校でグリフォンを教えた。古典の先生。
- 甲虫(Beetle) 鏡3
- アリスの乗った列車の乗客。山羊の隣に座っている(→山羊)。
- 亀まがい→海亀フー
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- 鰈(柳瀬尚紀創作) 不10
- 海の底での靴の飾り。飾りは「鰈なもの」であるとか。柳瀬尚紀の創作。
- 機関士(engine-driver) 鏡3
- アリスの乗った列車の機関士。車掌が「切符は機関士から買うように」とアリスに注意する、その科白の中に出て来る。
- 気違い帽子屋→帽子屋
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- キティ(Kitty) 鏡1,11,12
- アリスの飼い猫。ダイナの子供で黒猫のほう。鏡の国では赤の女王になっている。(→ダイナ、スノードロップ、赤の女王)
- 客(guests) 鏡9
- 女王アリスのパーティーに出席。人数は約50人というところ。
- 嘴の長い生き物(a creature with a long beak) 鏡9
- アリスが「女王アリス」と書いた門の前に立っていると、戸を開けて首を出し「来週まで入れない」と言った。正体は不明。
- くらげ(jelly-fish) 不10
- 「えびのカドリール」についての海亀フーとグリフォンの説明に出て来る。ダンスの参加者にこういった者もいる、という話。
- グリフォン(Gryphon) 不9,10,12
- アリスを海亀フーに引き合わせる。海亀フーとは古い友達。しかし裁判が始まると海亀フーを放っておいて、アリスを裁判に連れてゆく。(→海亀フー)
- クロ(石川澄子訳)→キティ
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け
(なし)
- 五(Five) 不8
- アリスの出会った、トランプの庭師の一人。赤いバラを植えるはずが間違って白いバラを植えてしまったので、ペンキで赤く塗っていた。結局ハートの女王にばれてしまうが、アリスの機転で助かる。(→二、七)
- 子犬(puppy) 不4
- 白兎の家を逃げ出したアリスの前に現れる。子犬ではあるのだが、アリスが小さいのでちょっとした怪獣に出会ったようなもの。アリスは棒を放り投げて子犬の注意を逸らして難を逃れる。
- 公爵夫人(Duchess) 不2,6,8,9,12
- 赤ん坊と料理女、蛙の召使い、チェシャ猫と住んでいる。女王のクローケーに招待された筈なのだが、遅れてきた上に女王を叩いてしまったので死刑の判決を受ける。チェシャ猫の扱いをどうするかで飼い主たる公爵夫人は釈放された。もともと白兎は公爵夫人との約束に遅れるからと急いでいたのだが、その目的は不明。『地下の国のアリス』では公爵夫人は登場しない。白兎が急いでいるのは「侯爵夫人」に会うのに遅刻しそうだったから。この「侯爵夫人」はハートの女王のことで(ハートの女王の称号は、『地下の国のアリス』では「ハートの女王にして海亀フー侯爵夫人」である)、遅れると「処刑されてしまう」から白兎が急いでいることになっている。『不思議の国』に書き換えた際、ハートの女王と公爵夫人(侯爵夫人ではない)の二人にしたものの、白兎が急いでいる部分での『公爵夫人」は、むしろハートの女王を指しているようにも見える。実際、この部分の「公爵夫人」を「女王陛下」に替えると、白兎の科白は、より自然に感じられる。
- こうもり(bat) 不7
- 帽子屋の歌に出て来る。お盆のように空を飛ぶ。
- 仔鹿(Fawn) 鏡3
- 名無しの森でアリスと出会い、森を抜けるまで道連れになる。名前が戻ったとたんに自分が鹿で、アリスが人間であると知り逃げてゆく。
- 子供たち(children) 子供6
- 『子供部屋のアリス』で、アリスが大きな子犬に出会った場面でキャロルの話に出てくる。飼い犬の誕生プレゼントにオートミールを無理矢理食べさせる。(→ダッシュ)
- 子豚(pig)→赤ん坊
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- 恐い犬→フューリー
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- 子ワニ(Little crocodile) 不2
- アリスが暗唱しようとしてし損なった詩「ごらん可愛い」に出てくる。ナイル川で、にこにこ笑いながら魚を食べている。
- 魚(fishes) 鏡6
- ハンプティ・ダンプティの暗唱する詩に出て来る。ハンプティ・ダンプティが一所懸命言づてを頼もうとするが、全く役に立たない。
- 魚の召使(Fish-Footman) 不6
- ハートの女王から公爵夫人へクローケーの招待状を持ってくる。受け取ったのは、公爵夫人の所にいる蛙の召使い。
- 鮭(salmon) 不10
- 「えびのカドリール」についての海亀フーとグリフォンの説明に出て来る。ダンスの参加者にこういった者もいる、という話。
- 鮭(Salmon) 地4
- 『地下の国のアリス』での、「えびのカドリール」の歌の中に出て来る。こちらではえびと鮭が踊っている。
- サンガツ(Haigha)(芹生一訳) 鏡7,8
- 白の王の伝令の一人。アングロサクソン人。アリスをライオンとユニコーンに紹介する。名前とテニエルのイラストから解るように『不思議の国』の三月兎がゲスト出演している。なお、通常ヘアとかヘイアとそのまま訳されているか、『不思議の国』そのままに三月兎と訳されているこの伝令にサンガツという訳語を与えたのは芹生一。(→ボーシヤ、三月兎)
- 三月兎(March Hare) 不6,7,11
- 帽子屋、ヤマネとともに気違いお茶会をずっと開いている。物語の終わりの方で、帽子屋やヤマネともども裁判に出廷する。『鏡の国』でもサンガツとしてゲスト出演。(→帽子屋、ヤマネ、サンガツ)
- 三の姫→末の子
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- 時間(Time) 不7
- 三月に行われたハートの女王主催の音楽会で帽子屋と喧嘩した。帽子屋の歌が「時間潰し(murder the time)」だったため。それから、帽子屋の時間はずっと6時で止まっている。(→帽子屋)
- 死刑執行人(executioner) 不8
- チェシャ猫の首を斬るために、王がクローケー場に連れてくる。この時チェシャ猫は首だけが現れているので「切り離すべき身体がないのに首を斬ることはできない」と命令を拒否。(ちなみに王の言い分は「斬るべき首があるのだから斬れる筈」、女王の言い分は「早急になんとかせよ。さもないとこの場の全員の首を刎ねる」)
- 七(seven) 不8
- アリスの出会った、トランプの庭師の一人。赤いバラを植えるはずが間違って白いバラを植えてしまったので、ペンキで赤く塗っていた。結局ハートの女王にばれてしまうが、アリスの機転で助かる。(→二、五)
- 車掌(Guard) 鏡3
- アリスの乗った列車に検札に来る。アリスを望遠鏡、顕微鏡、オペラグラスで観察した上で、逆方向の列車に乗ったのだと言って去ってゆく。
- ジャバーウォック(Jabberwock) 鏡1
- 鏡の国の家でアリスの読んだ詩に出てきた怪物。少年に退治される。
- ジャブジャブ鳥(Jabjab bird) 鏡1
- ジャバーウォックの棲む島にいる鳥。『スナーク狩り』にも登場する。
- シロ(石川澄子訳)→スノードロップ
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- 城(Castles) 鏡1
- 鏡の家で二人、腕を組んで歩いているのをアリスに目撃される。テニエルのイラストを見る限り、白の城ということになる。
- 白兎(White Rabbit) 不1,4,8,10,11,12
- チョッキを着て懐中時計を持った姿でアリスの前に現れる。アリスはそれに興味を引かれて兎穴に飛び込む。兎はちゃんと家を持っており、家には園丁も下男、メイドもいる。後にはハートの女王たちと行動を共にしている。(→パット、ビル、メアリ・アン)
- 白の王(White King) 鏡1,6,7
- 鏡の国の一方の王。最初、姿の見えないアリスにテーブルの上に持ち上げられ、度を失う。ハンプティ・ダンプティが塀から落ちた時には約束通り兵士と馬を派遣する。ライオンとユニコーンに王冠を狙われている。(→ハンプティ・ダンプティ、ライオン、ユニコーン)
- 白の騎士(White Knight) 鏡1,2,8
- 赤の騎士の捕虜になりかけたアリスを救出、次の升目までエスコートする。物語の頭でも火掻き棒を滑り落ちているのをアリスに目撃されるが、バランスが悪い。そのバランスの悪さのため、アリスをエスコートしている時にもしょっちゅう落馬する。キャロルが自分を投影したキャラクターであるといわれている。
- 白の女王(White Queen) 鏡1,5,6,7,9,12
- 物語の頭で、テーブルの上にいる自分の子供(リリー)を助けようとして炉格子をよじ登り始めたので、アリスに助けられるが、火山に吹き上げられたと驚く。その後ショールがはずれたのを追いかけている所でアリスに出会う。アリスと話しているうちに、アリスの目の前で羊になってしまう。赤の騎士に驚かされ森を走り回った後、女王になったアリスのパーティーに出る。アリスの飼い猫スノードロップが夢の中で白の女王になっている。(→スノードロップ、リリー、羊)
- 白の歩→リリー
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- 白服の紳士(gentleman in white) 鏡3
- アリスの乗った列車の乗客。白い紙でできた服を着ている。テニエルのイラストではディズレイリの似顔絵になっている。山羊の隣に座っている。(→山羊)
- 白のポーン→リリー
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- 末の子(Tertia) 不・献詩 鏡・跋詩
- 『不思議の国』の献詩に出て来る三人姉妹の三人目。リデル家に当てはめれば三女のイーディス・メアリ・リデル(1854-76)ということになる。ここではTertiaを三人の中の「末の子」という訳語を採用したが、原文には三人目という以上の意味はない。実際のリデル家に当てはめても1862年7月4日時点では四女のローダが既に生まれている(川遊びに連れて行かなかったのは、まだ三歳で、小さすぎたため)。なお、イーディスは他にも涙の池から上がってきた鷲の子、ヤマネの話に出て来る糖蜜の井戸の三姉妹の三女のモデルにもなっている(→鷲の子、ティリー)
- 雀蜂(Wasp) 鏡・番外
- 『鏡の国』で、作者自身によって破棄された「かつらをかぶった雀蜂」のエピソードに登場する。白の騎士と別れて、最後の升目に入ろうとする前にアリスが出会うことになっていた。若いときには巻き毛だったのが、友達にそそのかされ髪を剃り、かつらにしたところ二度と髪が生えず、友達には馬鹿にされる。
- 雀蜂の友人(they) 鏡・番外
- 雀蜂の身の上話に出て来る。雀蜂をそそのかし、髪を剃らせる。(→雀蜂)
- スタイガンド(Stigand) 不3
- カンタベリの大司教(?-1072)。イングランド王ハロルドの戦死後、エドガー・アセリングを王に立てるが、のちウィリアム一世に投降。一度はウィリアムに同行しノルマンディへ行くことになるが、その後ウィンチェスターに拘留され、死ぬまでそこにいた。もっとも、物語の中ではねずみの話す「無味乾燥」な話の中で出てきた歴史上の人物、というに過ぎない。
- スノードロップ(Snowdrop) 鏡1,12
- アリスの飼い猫。ダイナの子供で白い猫のほう。鏡の国では白の女王になっている。(→ダイナ、キティ、白の女王)
- すみれ(Violet) 鏡2
- 生きている花の花壇にいる花の一つ。リデル家の五女、ヴァイオレット・コンスタンス・リデル(1864-1927)がモデル。
- セイウチ(Walrus) 鏡4,12
- トゥイードルダムとトゥイードルディーの暗唱する「セイウチと大工」の詩に出て来る。牡蠣をそそのかして連れ出し、食べてしまう。それでいながら牡蠣に同情して泣いている。キャロル生前に上演されたミュージカルでは、牡蠣の亡霊がセイウチと大工に祟るシーンがある。(→牡蠣、大工)
- 象(elephant) 鏡3
- 鏡の国をアリスが見渡すと遠くに蜜蜂のような生き物が見える。よくよく見ると象が花の中を動き回って蜜を集めているのだった。
- ソックリダム(矢川澄子訳)→トゥイードルダム
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- ソックリディー(矢川澄子訳)→トゥイードルディー
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- 鯛(柳瀬尚紀 創作) 不10
- 海の底の靴の材料。靴底は「平べっ鯛(たい)」。柳瀬尚紀の創作。
- 大工(Carpenter) 鏡4,12
- トゥイードルダムとトゥイードルディーの暗唱する「セイウチと大工」の詩に出て来る。牡蠣をそそのかして連れ出し、食べてしまう。キャロル生前に上演されたミュージカルでは、牡蠣の亡霊がセイウチと大工に祟るシーンがある。(→牡蠣、セイウチ)
- ダイナ(Dinah) 不1,2,3,4 鏡1,12
- アリスの飼い猫。ねずみや鳥を捕るのが得意。『不思議の国』の時には子猫の言及がないことから、二匹の子猫は『鏡の国』までの半年の間に生まれたと考えられる。『鏡の国』ではハンプティ・ダンプティになっていたのでは、とアリスは考えている。(→キティ、スノードロップ、ハンプティ・ダンプティ)
- ダチョウ(ostriches) 地4
- 女王主催のクローケーの槌。『不思議の国』ではフラミンゴの槌にハリネズミの球でゲームをするが、『地下の国』ではフラミンゴでなくダチョウを槌に使っている。(→フラミンゴ)
- ダッシュ(Dash) 子供6
- 『子供部屋のアリス』で、アリスが大きな子犬に出会った場面でキャロルの話に出てくる。ある子供たちの飼い犬で、誕生プレゼントにオートミールを無理矢理食べさせられる。当時、ダッシュという名前は犬の名前として一般的だったのか、「名無しの森」へ入る前のアリスも、犬を逃がしてしまったら、という話で「ダッシュと呼べば答えます」という風に、犬の名前で「ダッシュ」という名前を使っている。(→子供たち)
- 鱈(whiting) 不10
- 「えびのカドリール」の歌の中で、かたつむりに話しかけ、踊りに誘う。海の底の靴の靴墨として使われる。また、海の底では靴は靴墨(blacking)ではなくwhitingで磨く。鱈を知ってるかとの海亀フーの問いに、アリスは鱈を夕食で見たことがある(全身にパン粉をまぶして、しっぽを口にくわえて)、と言いかけて口ごもる。(→かたつむり)
- 探検隊(exploring party) 鏡・番外
- 雀蜂の持っていた新聞に、彼らの悲劇が伝えられている。食料庫を探検し砂糖を発見するも、帰途糖蜜の湖で二名が遭難する。雀蜂の新聞だけあって、探検隊は蟻のようである。
- チェシャ猫(Cheshire-Cat) 不6,8
- 公爵夫人の飼い猫(と思われるが詳細は不明)。もともと英語のgrin like a Cheshire catという言葉から作られ、いつもニヤニヤ笑っている。神出鬼没であり、森の中でアリスに帽子屋と三月兎の家を教える。「どちらも気違いだ」という話を聞いて「気違いには会いたくない」というアリスに、アリスも気違いだと説明、自分も気が狂っていることを論理的に論証する。
- チェスの駒(chessmen) 鏡1
- 鏡を抜けたアリスが部屋の中で見つける。二つ一組で歩き回っている。このうちのいくつかの駒は、家の外のチェスの世界でアリスが出会うことになる。
つ
(なし)
- ティードルダム→トゥイードルダム
-
- ティードルディー→トゥイードルディー
-
- ティリー(Tilly) 不7
- ヤマネの語る、糖蜜の井戸の三姉妹の三女。リデル家の三女イーディス・メアリ・リデル(1854-76)がモデル。名前のティリーは、家族の中でのイーディスのあだ名「マチルダ」から作られた。イーディスは他にも『不思議の国』献詩の三人姉妹の三女、涙の池から上がってきた鷲の子のモデルにもなっている(→末の子、鷲の子)
- デイジー→雛菊
-
- テニエル(Tenniel) 子供13
- サー・ジョン・テニエル(1820-1914)。パンチのイラストレーターであり、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』『子供部屋のアリス』のイラストを描いている。ここではキャロルの説明の中に出て来る。裁判でアリスが証人として呼ばれ、立ち上がったときに陪審席をひっくり返すが、その絵の説明で「テニエルさんの言うには……」と名前が出される。
- でんでん虫→かたつむり
-
- トゥイードルダム(Tweedledum) 鏡2,3,4
- トゥイードルディーと双子の兄弟。「セイウチと大工」の詩を暗唱したり、アリスを赤の王の所へ連れて行ったりする。ガラガラをトゥィードルディーに壊されたことから決闘になる。いざ決闘という時怪物烏が現れ、決闘はうやむやになってしまう。(→赤の王、トゥイードルディー)
- トゥイードルディー(Tweedledee) 鏡2,3,4
- トゥイードルダムと双子の兄弟。「セイウチと大工」の詩を暗唱したり、アリスを赤の王の所へ連れて行ったりする。トゥイードルダムのガラガラ壊してしまったことから決闘になる。いざ決闘という時怪物烏が現れ、決闘はうやむやになってしまう。(→赤の王、トゥイードルダム)
- トーヴ(tove) 鏡1,6
- 鏡の国の家でアリスの読んだ詩「ジャバーウォッキー」に出て来る。ハンプティ・ダンプティの説明によれば、「穴熊に似ていて、トカゲに似ていて、コルク抜きに似ている」生き物であるとのこと。
- ドードー(Dodo) 不2,3
- 涙の池から上がってきた生き物の一つ。服を乾かすためにコーカス・レースを提唱する。キャロル自身がモデルとなっている。キャロルの本名ドジスン(ドドスン)が、吃って言うときに「ドドドドド……」となったところからドードーを自分の分身として使っている。
- 時→時間
-
- 時計(clock) 鏡1
- アリスが暖炉の上の鏡を抜けた時、炉棚に乗っていた。鏡の表の世界では普通の時計なのだが、鏡の世界では同じ時計が年寄りの顔になっていて、アリスに笑いかける。
- となげ(柳瀬尚紀訳)→トーヴ
-
- トランプのカード(cards) 不8,9,11,12
- 不思議の国の廷臣や兵隊たち。裁判でアリスが「あんたたちなんてただのトランプじゃないのさ」といったとたんに舞い上がってアリスに降りかかる。夢から覚めると枯葉がアリスに降りかかっていた。
- とんじ(柳瀬尚紀訳)→ラース
-
- なかの子(Secunda) 不・献詩、鏡・跋詩
- 『不思議の国』の献詩に出て来る三人姉妹の二人目。リデル家に当てはめれば次女であり物語の主人公でもあるアリス・プレザンス・リデル(1852-1934)。ここではSecundaを三人の中の「なかの子」という訳語を採用したが、原文には二人目という以上の意味はない。実際のリデル家に当てはめても1862年7月4日時点では四女のローダが既に生まれている(川遊びに連れて行かなかったのは、まだ三歳で、小さすぎたため)。アリスはヤマネの語る糖蜜の井戸の三姉妹の次女のモデルにもなっている。(→アリス、レイシー)
- 七→七(しち)
-
- 二(Two) 不8
- アリスの出会った、トランプの庭師の一人。赤いバラを植えるはずが間違って白いバラを植えてしまったので、ペンキで赤く塗っていた。結局ハートの女王にばれてしまうが、アリスの機転で助かる。(→五、七)
- にせ海亀→海亀フー
-
- にせスッポン(蕗沢忠枝訳)→海亀フー
-
- 二の姫→なかの子
-
ぬ
(なし)
- 猫(cat) 地2
- 『不思議の国』第3章に出て来る「ねずみの尾話」は、もとになった『地下の国のアリス』では、全く違った詩になっている。こちらでは、猫と犬に脅かされていたねずみたちだが、ある日、猫と犬が連れだってねずみ捕りにやってきて全滅の憂き目に遭う、という話になっている。その虐殺の一方の主役が猫。(→犬)
- ねずみ(Mouse) 不2,3
- 涙の池でアリスに出会う。池から上がって、なぜ自分が猫と犬が嫌いなのか「尾話」を聞かせるが、アリスがトンチンカンな対応をするので怒って行ってしまう。
- 眠りねずみ→ヤマネ
-
- 野良公(柳瀬尚紀訳)→フューリー
-
- ハートの王(King of Hearts) 不8,9,11,12
- 不思議の国の王。ハートの女王が「首を斬れ」と死刑宣告した囚人を、あとで釈放している。
- ハートのおきさき(高山宏訳)→ハートの女王
-
- ハートのジャック(Knave of Hearts) 不8,11,12
- ハートの王・女王の廷臣。女王の作ったパイを盗んだ疑いで裁判にかけられる。本人は無罪を主張しているが、マイケル・ハンチャーは『アリスとテニエル』の中で有罪を主張している。理由は、(1)『子供部屋のアリス』のイラストでハートのジャックの鼻が赤く塗られている。(2)本文で、証人の料理女がパイが胡椒から作られると証言している(3)料理女の登場で、裁判の席は至る所でくしゃみが出たが、胡椒から作ったパイなら、食べたものに同じ効果を及ぼすであろう、という三点であり、まさに鼻の赤いのがジャックの有罪である証拠としている。
- ハートの女王(Queen of Hearts) 不6,7,8,9,11,12
- 不思議の国の女王。気が短いのか何かにつけ「首を斬れ」と云う。もっとも、グリフォンに云わせればすべて彼女の空想であり、実際には誰も殺されていないとか。ハートのジャックの裁判でも「判決が先、評決は後」と無理を通そうとする。
- ハーネル(脇明子訳)→サンガツ
-
- ばあや→アリスの乳母
-
- 陪審員(jurors) 不11
- ハートのジャックの裁判に出廷した。『子供部屋のアリス』でのキャロルの説明によると、陪審員は蛙、ヤマネ、ねずみ(Rat)、ハリネズミ、フェレット、トカゲ(ビル)、チャボ、モグラ、アヒル、リス、子供のコウノトリ、ねずみのこども(Mouseling)の計12匹。
- バターに極一パンの蝶ちょう(Bread-and Butterfly)(柳瀬尚紀訳) 鏡3
- 鏡の国の虫。羽根は薄いバタートースト、身体はパンの皮、頭が角砂糖。クリーム入りの薄い紅茶を餌としている。この訳語は柳瀬尚紀のもの。アリスの世界では「バッタにごく一般の蝶ちょう」と云ったのに対し蚊が、この国には「バターに極一パンの蝶ちょう」がいる、と説明する。
- バタつきパン蝶→バターに極一パンの蝶ちょう
-
- バタつきパンフライ→バターに極一パンの蝶ちょう
-
- ハッタ→ボーシヤ
-
- パット(Pat) 不4
- 白兎の園丁。キュウリの温床に落ちた白兎を助け出すが、その後のやりとりは相当に間の抜けたものだった。名前と訛りから、アイルランド系であるとキャロルはほのめかしている。
- 鳩(Pigeon) 不5
- 茸を食べての身長の調節に失敗して、首が長くなってしまったアリスに出会う。アリスを蛇と間違えて攻撃する。
- ハバタキチョウ→バターに極一パンの蝶ちょう
-
- バラ(Rose) 鏡2
- 生きている花の花壇にいる花の一つ。アリスに、花壇の見張りは柳がしていることを教える。リデル家の四女、ローダ・キャロライン・アン・リデル(1859-1949)がモデル。
- ハリネズミ(hedgehogs) 不8,9
- 女王主催のクローケーのゲームのボール。これを打つ槌はフラミンゴ。
- バンダースナッチ(Bandersnatch) 鏡1,7
- ジャバーウォックの棲む島にいる怪物。動く速度が速いのか、白の王は、速い喩えに、「バンダースナッチを捕まえようというもの」と云っている。『スナーク狩り』にも登場する。
- ハンプティ・ダンプティ(Humpty Dumpty) 鏡2,6,12
- 大きな卵。羊の店にある卵がだんだん大きく、人間のようになり、目鼻がついてハンプティ・ダンプティになった。アリスに「ジャバーウォッキー」の詩の最初の一連の解説をする。尊大ではあるが算数が苦手らしく、365-1=364という計算にも苦労する。アリスと別れた後、座っている塀から落ちた。ダイナが鏡の国でハンプティ・ダンプティになっていたのでは、とアリスは考えている。(→ダイナ)
- 飛燕草(Larkspur) 鏡2
- 生きている花の花壇にいる花の一つ。赤の女王が来たことをアリスに教える。
- ピギミイ(生野耕吉訳)→ラース
-
- 羊(Sheep) 鏡5
- 羊の店の主人。白の女王がアリスの目の前で羊になってしまう。手は編み物をしている。店の中でアリスとボートに乗った後、アリスに卵を売る。これがハンプティ・ダンプティになる。なお、この羊の店はオクスフォードでアリスが実際に通った店をモデルにしている。(→白の女王、ハンプティ・ダンプティ)
- 雛菊(Daisy) 鏡2
- 生きている花の花壇にいる花。集団で生えていて、すぐに喋り出す。
- 火吹きとんぼ→燃えぶどうトンボ
-
- 豹(Panther) 不10
- アリスの暗唱する「えびの声」の詩で、ふくろうとパイを分け合っている。もっともふくろうの分け前は空の皿だけ。(→ふくろう)
- 平目(sole) 不10
- 海の底の靴の材料。靴底になる。
- 飛龍(石川澄子訳)→バンダースナッチ
-
- ビル(Bill) 不4,11,12
- 白兎の下男で小さなトカゲ。巨大化したアリスが入っている白兎の家へ侵入し、様子を探ろうと煙突から入り込むも、アリスに蹴っ飛ばされてしまう。ハートのジャックの裁判では陪審員として出廷している。
- 瓶(bottles) 鏡9
- 女王アリスのパーティー会場にいた。乱痴気騒ぎが始まるとお皿を羽根に、フォークを足にして飛び回る。
- ふくろう(Owl) 不10
- アリスの暗唱する「えびの声」の詩で、豹とパイを分け合っている。もっともふくろうの分け前は空の皿だけ。その後、豹に食べられてしまうであろうというところで詩は終わっている。(→豹)
- プディング(Pudding) 鏡9
- 女王アリスのパーティーで出された料理。アリスに切られたので文句を言う。
- フューリー(Fury) 不3
- 「ねずみの尾話」に出て来る。「おいこら」とばかりにねすみを捕まえ、裁判から処刑まですべて自分でやってしまう。ねずみが犬も猫も嫌い、というのはそれが理由。
- フラミンゴ(flamingoes) 不8,9
- 女王主催のクローケーの槌。ボールはハリネズミ。『不思議の国』ではフラミンゴの槌でゲームをするが、『地下の国』ではフラミンゴでなくダチョウを槌に使っている。(→ダチョウ)
- ブレッタンドバタばえ→バターに極一パンの蝶ちょう
-
- フローレンス(Florence) 地1
- アリスの友達。『不思議の国』のメイベルに当たる。(→メイベル)
- ヘア→サンガツ
-
- ヘイア→サンガツ
-
- 兵隊(soldiers) 鏡7
- ハンプティ・ダンプティが塀から落ちたため、王の命令で救出に駆けつける。その数4,207人。All the King's horses and all the King's menのうち、馬二頭(白の騎士たち)はゲームのため、伝令二人は町へ遣っているために救出に参加せず。
- 帽子屋(Hatter) 不6,7,11
- 三月にハートの女王主催の音楽会で「時間」と喧嘩して以来、三月兎、ヤマネとともに気違いお茶会をずっと開いている。物語の終わりの方で、証人として召喚され、三月兎やヤマネともども裁判に出廷する。退廷後ハートの女王に「首を斬れ」と云われるが、うまく逃れたようだ。『鏡の国』でもボーシヤとしてゲスト出演。(→三月兎、ヤマネ、時間、ボーシヤ)
- 某氏也(柳瀬尚紀訳)→ボーシヤ
-
- ボーシヤ(Hatta)(芹生一訳)) 鏡5,7,8
- 白の王の伝令の一人。未来に犯す犯罪のために入獄していたが(裁判は来週、罪を犯すのは再来週)、釈放され、ライオンとユニコーンの喧嘩を見物しながらお茶を飲んでいる。名前とテニエルのイラストから解るように『不思議の国』の帽子屋がゲスト出演している。なお、通常ハッタとそのまま訳されているか、『不思議の国』そのままに帽子屋と訳されているこの伝令にボーシヤという訳語を与えたのは芹生一。ガードナーの註釈本では『不思議の国』の裁判の時に逮捕された帽子屋が釈放された、と解説しているが、原文通りに『鏡の国』での未来の犯罪のために獄に繋がれていたのが釈放された 、と見たほうが妥当であろう。(→帽子屋、サンガツ)
- 干しぶどうの火とんぼ→燃えぶどうトンボ
-
- ボローム(高橋康也訳)→ボロゴーヴ
-
- ぼろぐろげ(柳瀬尚紀訳)→ボロゴーヴ
-
- ボロゴーヴ(borogove) 鏡1,6
- 鏡の国の家でアリスの読んだ詩「ジャバーウォッキー」に出て来る。ハンプティ・ダンプティの説明によれば、「やせた、ぼろぼろの鳥で、身体の周りに羽が貼り付いていて、モップのような外見」であるとのこと。
- ぼろ鳥(岡田忠軒、多田幸蔵訳)→ボロゴーヴ
-
- ボロドンキン(生野耕吉訳)→ボロゴーヴ
-
- まいるか→いるか
-
- まがい海亀→海亀フー
-
- マトン(Mutton) 鏡9
- 女王アリスのパーティーに出された料理。アリスに紹介され、立ち上がってお辞儀をした。一度紹介されたので、アリスに切ったりはされない。
- ミドブー(北村太郎訳)→ラース
-
- 息子(son) 鏡1
- 鏡の国の家でアリスの読んだ詩「ジャバーウォッキー」で、ジャバーウォック退治に出た少年。無事ジャバーウォックを退治して凱旋する。詩の中では名前がなく、「ジャバーウォックに気を付けよ、我が息子よ」という呼びかけがあるのみなので、「息子」として立項した。
- メアリ・アン(Mary Ann) 不4
- 白兎のメイド。アリスに会った白兎がメイドと間違えて、アリスに手袋と扇子を家まで取りにやらせる。本人が物語に登場することはない。なお、メアリ・アンというのは、当時の言葉でメイドの婉曲表現。日本だと「お竹どん」くらいのニュアンスか。
- メイベル(Mabel) 不2
- 身体が大きくなったり小さくなったりで混乱したアリスが、自分はひょっとして誰か他の人間になってしまったのかと疑う。そのとき、自分がエイダでないのは確かだが、「メイベルでもない」と考える。アリスの評価ではメイベルは物知らずで貧しい家の子のようだが、掛け算の九九を言おうとしても上手くゆかず、自分の知っている筈の詩を暗唱しようとしてもトンチンカンなものになってしまったアリスは「自分はメイベルになってしまった」と落ち込む。『地下の国のアリス』ではフローレンスとなっている。(→フローレンス)。
- 燃えぶどうトンボ(Snap-dragon-fly) 鏡3
- 鏡の国の昆虫。身体がプラムのプディング、羽が柊の葉で頭がブランデーで燃えたレーズン。フルメンティとミンスパイを餌にする。
- モーカー(Morcar) 不3
- ノーサンブリア伯(生没年不明)。マーシア伯エドウィンの弟。1066年、ヘイスティングスの戦いの後にウィリアム一世に恭順の意を示すが、1071年に兄とともに反乱を起こす。その後モーカーは反乱軍から去りウィリアムに降伏しノリマンディの獄に繋がれる。1087年、死の床にあるウィリアムにより赦免されるが、イングランドへ帰還後再度獄に繋がれ、その後の消息は不明。もっとも、物語の中ではねずみの話す「無味乾燥」な話に出て来る歴史上の人物というに過ぎない(→エドウィン)
- 木馬ばえ→ユリウマバエ
-
- モルモット(guinea-pigs) 不4,11,12
- 白兎の煙突から蹴り出されたビルを看病し、瓶から何か飲ませていた(気付けのブランデー?)。ハートのジャックの裁判でもモルモットが傍聴しており、騒いだ結果「鎮圧」されているが、ビルを看病したモルモットと同じモルモットかどうかは不明。
- 山羊(Goat) 鏡3
- アリスの乗った列車の乗客。白服の紳士と甲虫に挟まれて座っている。列車が空中に飛び上がった時、アリスは怖くなって思わず山羊の髭をつかむが、その髭はアリスの手の中で溶けてしまったようになって、気づけばアリスは木の下に座っていた。(→甲虫、白服の紳士)
- 柳(willow-tree) 鏡2
- 生きている花の花壇の植物。番犬のように不審なものに対し見張りをしている。
- ヤマネ(Dormouse) 不7,11,12
- 帽子屋、三月兎とともに気違いお茶会をずっと開いている。とはいえヤマネはほとんど眠ってはいるが。眠りながらもアリスに糖蜜の井戸の三姉妹の話を聞かせる。アリスが去った後、帽子屋と三月兎にティーポットへ押し込められていたが、物語の終わりの方で、帽子屋や三月兎ともども裁判に出廷する。(→帽子屋、三月兎)
- ユニコーン(Unicorn) 鏡7,8
- 王冠を争ってライオンと喧嘩をしている。町中の太鼓を鳴らして追い払われた。ライオンとユニコーンは英王室の紋章でもあるが(スコットランドがユニコーン、イングランドがライオン)、テニエルのイラストはグラッドストーンとディズレイリの政争のカリカチュアと受け取られていた由。ユニコーンは「子供」を想像上の動物と思っていたので本物の子供であるアリスを見て驚く。アリスもユニコーンは想像上の動物と思っていたので、お互い、その存在を信じることで合意する。(→ライオン)
- ユリウマバエ(Rocking-horse-fly) 鏡3
- 鏡の国の昆虫。木で出来ていて、身体を揺すり、枝から枝へと移動する。樹液とおがくずが餌。
- 揺り木馬蠅→ユリウマバエ
-
- 羊肉→マトン
-
- ラース(rath) 鏡1,6
- 鏡の国の家でアリスの読んだ詩「ジャバーウォッキー」に出て来る。ハンプティ・ダンプティの説明によれば、「緑色をした豚の一種」であるとのこと。
- ライオン(Lion) 鏡7,8
- 王冠を争ってユニコーンと喧嘩をしている。町中の太鼓を鳴らして追い払われた。ライオンとユニコーンは英王室の紋章でもあるが(スコットランドがユニコーン、イングランドがライオン)、テニエルのイラストはグラッドストーンとディズレイリの政争のカリカチュアと受け取られていた由。(→ユニコーン)
- 料理女(cook) 不6,11
- 公爵夫人の家で料理を作っている。胡椒をやたらに使う(胡椒しか使わない?)ので台所中胡椒が飛んでおり、公爵夫人も赤ん坊もくしゃみをしている。また、暴力的で何でも公爵夫人に投げつける。後に裁判に証人として出廷するが、その時も法廷中くしゃみが広がった。
- 料理人→料理女
-
- リリー(Lily) 鏡1,2
- 白のポーン。王と女王の娘。鏡を抜けたアリスが見たときにはテーブルの上で転がって泣いていた。まだ小さくてチェスのゲームに参加できないので、アリスが代わりにポーンとしてゲームに参加することになる。
る
(なし)
- レイシー(Lacie) 不7
- ヤマネの語る、糖蜜の井戸の三姉妹の次女。リデル家に当てはめれば次女であり物語の主人公でもあるアリス・プレザンス・リデル(1852-1934)。Lacieの名前はAliceのアナグラムになっている。アリスは他にも『不思議の国』の献詩の三人姉妹の二番目のモデルにもなっている(→アリス、なかの子)
- 老人(aged aged man) 鏡8
- 白の騎士の暗唱する詩に出て来る。門の上に座り、詩の主人公と言葉を交わす。
- ろうそく(candles) 鏡9
- 女王アリスのパーティーで置かれていた。乱痴気騒ぎの時、天井まで伸びてゆく。
- 鷲の子(Eaglet) 不2,3
- 涙の池から上がってきた動物の一つ。アリスがダイナの話をしたので逃げ出す。リデル家に当てはめれば三女のイーディス・メアリ・リデル(1854-76)。名前のEdithの語呂合わせでEagletとなった次第。イーディスは他にも『不思議の国』献詩の三人姉妹の三番目、ヤマネの語る、糖蜜の井戸の三姉妹の三女のモデルになっている。(→すえの子、ティリー)
- ワニ→子ワニ
-
を
(なし)
ん
(なし)
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